患者側の考えるかかりつけ歯科と医院が考えるかかりつけ歯科の相違点を列記してあります。(ここが一致しないと予防歯科として効率よく治療ができないし緊急時のみ治療したい人では通院そのものが苦痛なことも)気持ちよく治療していただき改善した状態がメインテナンスを通じて長く続く事でときお互い大きな喜びを共有できるようにしたいと考えています。 |
歯科医院側のかかりつけ |
患者側のかかりつけ |
定期的に来院していただき悪くならないように管理をしていく。そのため緊急の状態になることはまれであるし次の処置も対処しやすいし予想のできない壊れ方もすくない。お口の中を管理するためには家族からも感染する(垂直、水平感染)ので家族で定期管理することが大事だと理解し家族全員で定期健診し予防で通っている。同じ兄弟でも虫歯や歯周病のかかりやすさは違うという認識をもっている。 |
痛くなったとき詰め物が取れたときのみ前行ったことがあるのでいく。歯医者にかかるのは未治療のまま終わっても当然であり緊急時のみその日に診てくれるのがかかりつけだと思っている。自分の治療したいところが終われば予約をしてあっても無断で中断して痛くなった時だけ予約することが当然だと思っている。
(こういう方は次治療をはじめても以前の状態まで機能的にも審美的にも回復できないこともあるし定期管理までいかず治療途中であれば虫歯や歯周病の進行の度合いも前より急速。時として通ってる歯医者が下手だからお口がドンドン悪くなるさえ思っている場合も) |
予約に関しては緊急なトラブルが少ないので
余裕を持ったアポイントができ遅刻や直前キャンセル、無断などめったになく能率よい治療ができる。 |
今まで行きたくないと思っていて歯医者の予約の重要度が生活の中で低いので取れたり痛くなったときのみ急に突然来院したり自分の一方的な都合のみで予約を入れたい。その時間が運よくアポイントが取れても遅れて行ったり痛みが止まっりすれば事後予約の変更を繰り返したりすることも。 |
なにか不都合が生じても自分のお口に起こり得ることは聞いてあるので慌てないし悪いところは極力治してあるのでDRや医院のスタッフとの信頼度も高く家族を含めた長い付き合いの場合が多い。 |
前行ったことがあれば痛くなったのはそこのせいだと思い込んでいて行きたい日に予約が取れないことがあれば違う歯医者で前の歯医者がいい加減な治療をしたせいだと思い込んでいるせいか次々歯医者を変えていく傾向が強い。 |
虫歯の子がみつかれば詰めて終わりだと思わずさらに虫歯ができないように定期的にその子のかかりやすさに応じた間隔でつれてきてフッ素塗布などしていく。また虫歯にかかってない兄弟がいれば削らない虫歯0(ゼロ)の状態で管理する。 |
虫歯の子がみつかれば詰めて終わりにするが、当然さらに虫歯になった時にしか来れない。また虫歯になった子はリスクを感じて定期健診に来るが他の兄弟は虫歯になってないなら連れてこないでカードに明らかな虫歯の記載がされたときにやってくる。 |
予約制で待ち時間を少なくして計画的かつ能率的診療を確立している。内容はクリーニングと口腔内のばい菌の駆除を重点に現在のお口の中で起こり得ることとさらに虫歯や歯周病にならないためにはどうかをお互い確認して共通的な意識が不可欠。 |
自分自身にとって緊急状態なのですぐみてくれるのがかかりつけだとおもっている。突然行ったことにより他の患者さんの治療時間に影響するということには全く理解できない。きっちり治して管理していればそういう緊急が少なくなることに目がいかない。 |
歯周病に関しては全身と関連していることを理解していて糖尿病、成人病などは生活習慣を変えないと治りにくいし再発しさらに悪い状態になって回復度も悪いということを理解 |
ただ受け身にお口をみせに来ればなおるとおもっている来る機会も自分の生活の中で重要度が低い。(しかしなにか痛みがあった時などはやってこれる) |
治療の理解度がある(歯周病や虫歯の治療では歯ブラシ、補助器具等などが適切なものが使われないと指導の効果効率に大きな違いが起こるということを理解したのち治療を始められる。) |
取りあえずお金がかからず治療してほしいの一点張りの方、(歯ブラシ等清掃器具は保険でついてきません。)
セルフケアで重要なハブラシもとりあえず安い100円ショップで買ってきたもので補助器具なども一切使用しないで受け身、細かい汚れ落としが必要なのに全く効果のはっきりしない電動ブラシ(研究成果が公表されていない安価なだけのもの)しか使わない。(いい電動ブラシもあり手の不自由な方では効率あげることも可能) |
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