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フッ素について

毎日のことだから、続けやすいお手入れ法。 手軽で効果的、家庭でできる"ムシ歯予防フッ素洗口”

フッ素ってなあに?

フッ素は歯の質を強くする自然元素のひとつです。
フッ素は、毎日の食事を通して私たちのカラダに摂取されている必須栄
養素のひとつでもあり、歯質を強化する効 力が最も高いことから、世界 各国でムシ歯予防に利用されています。

フッ素のはたらき

ムシ歯の及ぼす影響

新しい歯は、エナメル質の結晶体に不安定な成分が混ざっています。(図1)

 

 ムシ歯菌の出す酸は、この不安定な部分から歯を溶かしていこうとします。(図2)

歯の表面のエナメル質を強化し、酸に溶けにくい強い歯をつくります。

フッ素はエナメル質表面の成分と入れ替わり、安定した結晶構造へとつ くりかえます。(図3)

 

 このことにより、エナメル質表面の結晶は元の状態よりも、ムシ歯菌の出 す酸に溶けにくい強い歯にかわります。(図4)

再石灰化の保護、ムシ歯菌の活動を抑制します。

ムシ歯の初期段階には、脱灰部分が白い斑点として現れますが、この場合にフッ素があれば再石灰化が促進され脱灰部分の修復が行われます。


また、フッ素自身がムシ歯菌に対して抗菌力を持っているので、ムシ歯菌の活動も抑制します。

フッ素洗口法の効果は?

ブクブクうがいのできる3~4歳の頃から、永久歯が完全に生えそろう中学生頃までフッ素洗口を続けると、40~60%のムシ歯予防効果が期待できます。
しかもフッ素は、歯の質自体を強くするので、成人になっても、ムシ歯予防効果が持続します。

ムシ歯の予防を考える上ではずすことのできないキーワード、それがフッ素です。
私たちが利用するフッ素化合物は、自然界のどこにでも存在し、私たちの身近な食品などにも含まれています。
ミネラル分が溶け出してしまったエナメル質も、周囲にフッ素化合物が存在するとより結晶性の高い歯質になると言われています。
そしてその一部はさらに、より結晶性の高いフルオロアパタイトとなり、耐酸性が高く、虫歯になりにくい歯に生まれ変わります。