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虫歯について

同じ兄弟でも虫歯になる子とならない子

同じ兄弟でもきっちり磨いて甘いものもあまり食べないお兄ちゃんには虫歯がいっぱい、磨かないで寝てしまういつも甘いもの大好きな弟が全然虫歯がないということがあります。これは、人によって年齢によって歯の部位によって、かかりやすさ、かかりにくさがあります。下図を見て下さい。

唾液の量=性質

唾液の多い少ないを、簡単な 検査で調べます。
唾液の少ない人は、虫歯になりやすいのです。

唾液の緩衝能

緩衝能とは、飲食をして酸性に傾いた唾液を中性に戻す能力。リトマス試験紙のような検査でわかります。

ミュータンス菌の数

ネバネバの歯垢をつくって、虫歯のきっかけをつくる細菌。ミュータンス菌だけを培養して、簡単に数を調べ4段階に分ける方法があります。

虫歯の経験

過去の虫歯の経験は、詰めたり、かぶせたことからわかります。
過去に虫歯にかかった人はこれからもかかりやすい人です。

ラクトバチラス菌の数

かみ合わせの溝や、詰めものすき間、虫歯の穴にたくさんいる細菌です。砂糖を与えると強い酸をつくります。

フッ素洗口の回数

大人の歯に生えかわる小学生には、フッ素溶液による洗口をすすめます。フッ素洗口をしない子どもは、虫歯になりやすいと考えられます。

プラークの蓄積量 (ブラッシング)

歯の表面にたまった歯垢(プラーク)を染め出します。歯ブラシがどのくらいできているかを調べるのです。

飲食の回数(頻度)

食べたり飲んだりする回数の多 い人は、虫歯になりやすい人です。

ゆえに、虫歯にかかりやすい子は、歯科医院で上図のかかりやすさの因子を確認してもらい、定期的な観察を行いながら、成長を見守っていくことです。